上高地牧場

昭和初期の頃の上高地牧場

明治17年((1884)、地元島々の有志によって開場しました。牛馬それぞれ200頭が放牧されました。中信の農家所有の牛馬を預かり、種付けによる品種改良と繁殖を目的としましたが。昭和9年(1934)に、北アルプス一帯を中部山岳国立公園に制定されました。上高地まで小型バスが運行開始されました。登山者の増加に伴い牧場は、ついに閉鎖、牧監小屋を登山者休憩所に転用しました。昭和25年、に徳澤園として本格的に始動しました。徳澤園は井上靖氏の山岳小説『氷壁』の中の宿として登場し一躍有名になりました。「氷壁」は昭和31年に、朝日新聞で連載が始まり、事実を基にした小説で当時センセーショナルとなりました。徳澤園は北アルプスへ向かう登山者の憩いの場所となっています。今も交通手段は、上高地バスターミナルからの徒歩だけです。


牧場は今はキャンプ場になっています
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