槍ヶ岳頂上より立山連山を望む

祠の前に3人の山案内人、明治後期から大正初期の発行絵葉書です。この頃になりますと山案内人も職業として成り立って来た様です。ウェストンはこの眺めを幾度か見る事になります。それほど槍ヶ岳が好きでした。

この絵葉書の撮影のために、今では考えられぬほど大きなカメラを、鉄のはしごや鎖の設置されたいない時代の槍ヶ岳に担ぎ上げ写真を撮ったのです。そうした努力があり今、百年以上前の槍ヶ岳の様子がよく分ります。

この絵葉書の発行は「松本鶴林堂」となっています。明治23年に創業され、残念ながら近年廃業された書店でした。


現代の槍ヶ岳頂上と筆者
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