信濃名勝 白骨温泉島々雑炊橋

長野県の梓川に架かる松本市安曇の中心部と橋場集落を結ぶ道路にかかる橋です。ウェストンはと言う奇妙な名前の橋に心惹かれました。嘉門次から聞いた話を紹介しています。

むかし橋場村と島々とを結ぶ橋が無かった頃、青年が対岸の女性と恋に落ちました。一目惚れで相思相愛にったのですが広い川で二人は近寄る事が出来ませんでした。そこで彼女は名案を思い付きました。大根や米のような贅沢品は一切断ち、雑炊だけで過ごし節約してお金を貯めました。それで一本づつ松の木を買い谷川の両岸に付け、木の先が川の真ん中で重なる様にしたので互いに行き交う手だてが出来ました。

この恋物語を記念してその後、立派な橋が造られ、それを「雑炊橋」と名付けたと言う事です。この絵葉書の雑炊橋は多分ウェストンが見た橋ではなく二代目で、明治44年にこの吊り橋に架け替えられました。

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