にほんは胸の内にあり

【胸の内の四季から郷愁まで】「にほんは胸の内にあり」を感得する。きっかけはハルオ・シラネの『四季の想像』。日本人にとって「四季」は外なる気候ではなく、心のなかに投影されたものという指摘が見事だった。ハルオ・シラネは赤子の...

花をめぐるにほん

【花いろいろ】にほんで栽培されている花の品種は約4万種といわれ、世界でも類をみない。これは南西から北東へ伸びる島のにほんが海流に囲まれ、季節風を浴び、さらに背骨のように中央に山を連ねている島の造作が密なる多様な気候風土を...

日本人の四季感覚

おそらく日本人の四季感覚が磨かれたのは604年(推古12年)に大陸より伝来した暦をもとに暦を制作してから。そこに記された四季(春夏秋冬)とやまとの四季感覚がどうにもあわない。花見を梅から桜へおきかえてもまだしっくりこない...