穂高へ続く尾根から槍ヶ岳を望む

絵葉書は昭和初期の発行で、M.HOKARIのエンボス(型押し)があります。これは、当時松本で写真館を営んでいた穂苅三寿雄の作品です。アングルや光線の加減が素晴らしい絵葉書です。穂苅氏は戦時中の昭和17年に、敵国人肖像となったウェストンのレリーフを密かに山岳画家の茨木猪之吉ら数名と雪の中取り外しました。軍部の手が及ぶ前に、撤去しました。

「槍ヶ岳」 昭和初期発行

ウェストンは4回この槍ヶ岳を目指し3回頂上を踏みます。「日本のマッターホルン」と名付けました。アルピニストがガスにかすむ槍ヶ岳を眺めています。槍ヶ岳肩の小屋のスタンプが押されています。肩の小屋は現在の槍ヶ岳山荘です。この絵葉書の発行は常念岳•一の俣小屋の発行です。

タイトルとURLをコピーしました