乗鞍岳 バス終点地、乗鞍山荘付近の風景

昭和30年代

明治25年ウェストンは高山から平湯峠を経て平湯鉱山そして乗鞍山頂に到着します。まさか自分が訪れた山が、何年後かにバスで溢れているとは思わなかったでしょう。

乗鞍岳は戦前から軍用道路が有り、戦後すぐに観光道路として運用されていました。数ある北アルプスの中でも独立しており道路が造りやすかったのかもしれません。規制の無い頃は、夏季は観光客のマイカーで溢れかえり渋滞が続いていました。平成15年に通年マイカー規制となり、一般車両は走行する事ができなくなりました。同時に自転車通行が許可され、近年はヒルクライムレースが行われており自転車乗りの聖地となっています。改めて絵葉書を見ますと、今は懐かしいボンネットバスが並んでいます。

この辺りの時代から高度成長時代へと移行して行きます。絵葉書は、この時代から少しずつ廃れていきます。時代を映してきた役目がだんだんと無くなって行きました。


乗鞍エコーラインから三本滝レストハウスを望む
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