穂高岳連嶺の雄姿を仰ぐ徳本峠の景観 大正から昭和初期

村人が、穂高岳を背にして島々に向って歩いています。年代は大正から昭和初期と思われ、まだ梓川沿いの釜トンネルは出来ておらずこの徳本峠が松本に通じる唯一の街道でした。

ウェストンはこの徳本峠に、かなりの思い入れが有る様で記述にもよく出てきます。村人を拡大してみますと半被に『上高地温泉』とあり、当時営業していたホテルは、上高地温泉ホテルと上高地清水屋ホテル(現 上高地ルミエスタホテル)です。

両ホテルの年表には、ウェストンが宿泊したとありますが清水屋ホテルがウェストンの定宿だった様です。特に清水屋の主人加藤惣吉は最初の来日後、幾度の登山の便宜をはかりました。もしかしたらこの絵葉書の中の人物は、ウェストン夫妻と会話を会話を交わしたかもしれません。

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