徳本峠から見る穂高岳連嶺

郵便配達員らしい二人が休息しています

明治後期から大正初期にかけて、大阪商船から発行された絵葉書です。作者は不詳で、実は題名も有りません。ただ山の形や峠の様子から、徳本峠からの穂高岳連嶺だと考えられます。僅か数色で北アルプスの雄大さが見事に表現されています。穂高岳の残雪、夏の空気の季節感、峠の頂上でほっと休息を取る人。ウェストンも幾度、この景色を眺めたのでしょう。山の絵葉書の中でも傑作のひとつにあげられます。

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